たつや(ユニぞう)のワーホリ日記

高校中退8年引きこもり後、外国人たちと仲良くなりワーホリに行くまでになった経緯を持つ筆者のブログ.2年間ものカナダのワーホリを終え、2021年10月からメキシコで仕事しながら旅を開始!

モントリオールやケベックの田舎の調理場で働いてみた感想【ワーホリ2019〜2021】

ケベック州での仕事

カナダにいながらフランス語が聞こえてくるケベック州。カナダでちょっと違ったワーホリをしたい人が選ぶ州、ケベック。仕事と言語力は切っても離せない関係で、フランス語は絶対に必要なの?と疑問に思う方も多いかと思います。自分の主な調理場での仕事を経験をざっくり書いていきます。最後の方にブログ内のレジュメの参考のリンクを貼っておきます。

フランス語は本当に必要?

接客業は必須とも言えます。バイリンガル都市と評されてるモントリオールは実は地元人でさえ英語フランス語どっちも流暢な人が少ないので、英語仏語両方話せる人は接客業の仕事探しは有利です。しかし、ケベックの田舎だとまず英語を話せる人がいないので、フランス語ができないとコミュ力が大事な接客業などはほぼ絶望的で、他の職場でも技術ややる気の勝負になるので最初はしんどいです。自分はフランス語あまりできないのに、ケベックの田舎の調理場で働いてましたが、仕事のやる気でカバーしました。モントリオール内のホームレスや医療従事者に食べ物を作るボランティア施設の調理場で仕事したときも、責任者のカナダ人がそもそも英語全く話せないし、ボランティアのおばちゃんたちも英語話せない人が多いし、たまにイギリス系地区出身のおばちゃんがいて、そのおばちゃんは逆にフランス語がへただったりしましたが、調理場では語学力はそこまで重要じゃなく、最終的にその施設からも給与が発生する仕事のオファーをもらいました。飲食系でも接客係はやはり語学力が高いと有利です。例えばメキシコ系レストランで働いていたとき英語フランス語ができるラテン系の女の子たちはまず重宝されてて、調理場もフロアもやってる責任者のメキシコ人マネジャーはフランス語が得意で、2人いたオーナーも英語よりかフランス語の方が圧倒的に得意でした。それなりに職場で頭角現そうとしたり、責任者を目指すなら、フランス語はできたほうがいいです。ラテン系労働者が多いモントリオールでのラテン系の職場は留学生や移民を目指す人はまずフランス語を勉強してるので基本的にスペイン語かフランス語でコミュニケーションをとることになります。彼らの人柄と合いさえすれば、フランス語もスペイン語も練習できるラテン系人の多い職場はいいかもしれません。

冬場の支え合い

冬が長く寒さの厳しいケベックでは冬をどうしのぐかが一年の半分を占めます。
冬場の職場では通勤してきた人にコーヒーを用意してあげたりちょっとしたお菓子を差し入れしてあげたりするとかなり喜ばれます。使わないジャケットとかをもらったりしたこともあります。だからといって違法なものに手を出すのは良くないです。次で述べます。

薬物中毒の調理場

最初に断り書きをすると、薬物や大麻ダメ絶対。
どこに行ってもシェフやウェイター達の薬物中毒率の異常さに辟易しながら働いていました。
一度その輪に加わると交友関係がそればっかりになります。
モントリオールはギャングやマフィアがニューヨークの薬物裏市場をコントロールしていたほど、薬物蔓延が激しい都市です。
その関係上、ケベック州の田舎でさえもモントリオールからの巨大なネットワークを利用して薬物が蔓延しています。
薬物蔓延がひどいのは冬の厳しさからくるストレスにも関係があると俺は思います。
サグネ地方の人口約9万の田舎都市シクチミに住んでた時は、アパートの住民がまず中毒者ばかりで、薬物中毒者を支援する施設が小都市ながら自分の知ってる内では3件ぐらいありました。
某仕事を得るのに仲介に入ってくれたおじさんが実は裏でそっちのお世話もしてて、暗に俺も買えみたいな空気があったときもあったし、仕事中に露骨に薬物や大麻を仕事仲間やその人たちの友達から買うことを勧められたこともあります。
かなり態度を変えてくるシェフもいたりして、居心地悪いながらも仕事を一生懸命頑張ってオーナーに好かれていたので、まだ居場所を確保できていました。
本当にどこにいっても場所を変えてもこういうことがありましたので、勧められたら毅然とした態度で断りましょう。
オーナーでさえも暗に勧めてきた時もありました。
ダメ絶対。

フランス語を学ぶのに適していないケベック

まずケベックのフランス語は音に癖がありすぎて、別の言語に聞こえます。
会話文や文章の作り方が英語に似ているので、フランス人からしたらかなり変な表現や簡潔な表現が多いです。
朝にボンジュールと言わずにBon matinと言うのはケベック人だけです。フランス人の友達からはフランス人は絶対に言わないと言われました。
モントリオールで拙いフランス語を使うと英語に大抵の人が切り替えます。
英語が下手な人でも下手なりに英語をしゃべってくれるので親切と言えば親切ですが、それではフランス語の練習になりません。
ケベックの田舎は英語を話せる人が留学生とかしかいなくて、フランス語学習に適してると思いきや、訛りがキツすぎて苦労します。僕がケベック州を自転車でキャンプしながら旅してて最終的に仕事を見つけたときに驚いたのは、若者ですら英語が話せないと言うこと。
ケベックフランス語学習にはいいかもしれませんが、、、。

最後に心構え

ケベックは土地柄や人柄が他の州とは全く違い、ワーホリでの体験も特殊なものになりがちだと思います。
フランス語は必須とは断言しませんが、職探しや職場で有利に働くことは事実で、自分だけがフランス語ができないから、疎外感を感じたこともあります。
ケベック内のカナダ人によっては英語が得意派とフランス語が得意はに必ず分かれるのでその人にあった言語を話せるとかなり喜んでもらえます。田舎では訛りがきつくて理解しづらく、彼らもそれはわかっているので、頑張ってフランス語聞き取ってフランス語で話すと喜んでもらえたりするので、それを動機づけに頑張れるかもしれません。

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