たつや(ユニぞう)のワーホリ日記

高校中退8年引きこもり後、外国人たちと仲良くなりワーホリに行くまでになった経緯を持つ筆者のブログ.2年間ものカナダのワーホリを終え、2021年10月からメキシコで仕事しながら旅を開始!

メキシコ編が始まったきっかけ

2021年10月に突如カナダ2ndワーホリの期限が8ヶ月以上残っている中メキシコへ飛ぶことを決定しました。
その時は、ケベック州のじゃがいもで有名な田舎町Saint-ambroiseでのライブ音楽付きテキサスバーベキューのライブ付き夏営業がひと段落付き、オーナーが30キロ近く離れたシクチミという街に新たにテイクアウト専門店を立ち上げたので、その店舗用の品づくりを厨房でやっていた。メインのレストランの厨房でテイクアウト用の品を作って、シクチミの店舗で販売するという形だ。このレストランには名物のミートパイTourtineとPourtierがあり、ケベック名物のpourtineとtourtierを合体させたやつだ。冬はものすごい人が並ぶのでかなり忙しくなるから冬にもいてほしいと言われ、オーナーがもってる従業員用の家にただで1人で住まわせてもらうことになった。夏営業のときはモントリオールから手伝いにきてた従業員が住んでいて、みんなモントリオールに帰るか、そのまま仕事を続ける人はシクチミに部屋を借りたので空き家になっていた。


カナダ政府がワクチン未接種者はテスト結果に関わらず、帰国の飛行機ですら乗ることができなくなると法律を通し、
それが施行されるのが11月の初め、2月まではテスト結果では乗れるみたいだったが、それ以降はワクチン未接種者は飛行機に乗れない。当然米国との陸路での国境越えもその時点ではワクチン接種が必要だったし、その規制がいつまで続くかわからなかった。
いちおうワクチンを打っていなくても厨房の仕事はできたが(この記事を書いている2022年2月末現在でも未接種で厨房の仕事は可)それがいつまでも続くとは限らない。未接種者への締め付けがビザ申請にも及ぶことを考えると夜も眠れずに結局規制が施行される前にカナダ出国を決意。
一緒に働いていたオーナーやシェフたちには、ワクチンは自分の意思で打ちたいし、このままカナダにい続けて規制解除を待ってる内にもし日本に住んでる身内に何かあって帰国したくなった場合、ワクチンを打たなければならない。俺はそういうことでワクチンを打ちたくないと言って仕事をやめて早急にモントリオールに帰り出国したいと言って、かなり複雑な顔をされたが、俺の意思を尊重してくれた。
カナダを出るために仕事を辞めることを告げた時、悔しくて涙が止まらなかった。
カナダの2回目のワーホリビザを10ヶ月待たされて結局こんなオチかよ
8月に仕事の面接受かった次の日にビザが届いてたことをモントリオールの元ルームメイトが教えてくれて、神様の存在を信じたし、ずっと自分の居場所がほしい、息苦しいモントリオールを自転車とキャンプ用品で飛び出してケベックを1ヶ月彷徨った末に見つけた超がつくほどの田舎町のレストランの仕事で家までお世話してもらって、願いは叶うのだなと思ってた矢先の規制の発表である。
正直、これ以上何かを待つというのにも疲れたし、新しいビザ申請にもワクチンが必要になる可能性も0ではなかったし、飛行機も乗れず、長距離列車も乗れない。どんどん自由がなくなっていく。なら出ていこう。誰かが何かを変えるのも待つのではなく、自分で変えたいと思った。お金を無駄遣いしてなかったのが幸いだった。元々次の夏までSaint-ambroiseのレストランで働いて、お金を貯めて、自転車でバンクーバーまでキャンプしながら行く予定だったからだ。ちなみにメキシコはテストもワクチンもいらずに入国できる国で、モントリオール時代にメキシカンタコの店で働いていたので、これは運命を感じた。
ワクチンを打ちたくがないために安定した収入とタダで住める大きな家を捨ててカナダを出て、メキシコに単身飛び込むのは、気が狂ってるとしか言いようがないが、カナダ政府のやっていることがどうしても納得できなかったし、毎日が楽しくなくなった。
ある意味、打ち明けた後は気持ちがすっきりしたし、これでよかったんだと思った。
ワクチン接種による規制がある国々で未接種者は辛い思いをしている。辛い思いをしてるんならその国を出ろというのは無責任である。その人たちはそこに生活の基盤があるからだ。
俺はバックパッカーである旅人だから決断できたし、年齢的にワーホリがもうエージェントを使ってでしかとれないカナダしか選択肢が無い以上、いつかは無謀な挑戦をする時が来ると思っていた。
一皮剥けるいいチャンスなんじゃないかと思った。
そしてちょうど6年前に日本で出会ったメキシコ人に連絡を取ったら、サンクリストバルデラスカサスでリモートワークをやってると言い、サンクリストバルはメルボルンでワーホリ中に出会った日本人がホステルを持っていた場所で、いつかは行ってみたいと思っていた場所だ。
そのメキシコ人とは名古屋のホステルで6年前に出会い、俺が話しかけて色々名古屋や広島を案内してあげて再会を誓っていた。
彼はアメリカの銀行の傘下に入ったメキシコの大手銀行の法務部に勤めており、ロサンゼルス在住なのだが、その時はメキシコに帰って場所を変えつつリモートワークをしていた。
彼が1ヶ月はサンクリストバルに滞在すると言ったので、サンクリストバルに何か運命を感じ、それもメキシコ行き決定を助けたと言っていい。
実際今はサンクリストバルにあるレストランで働いている。
メキシコに来て全く問題がなかったわけではない、仕事はすんなり決まったが、その前の部屋探しがなかなか手こずった。
そのことについてはまた別の記事で触れたいと思います。
それでは!